事業推進部部長として社内のバックオフィス業務を統括しています。部内の事業推進課を兼務しており、内部向けには自社運営施設のサービス向上や人材育成、外部向けには入居促進の為の広報戦略や人材採用の企画等を行っております。
介護業界の人材不足は大きな課題だけれども、誰でも良いわけではない…といった時に、既に介護業界にいる人材だけにターゲットを絞ることに限界を感じました。自分のメインフィールドである、「人材育成」と「採用企画」の領域で介護業界へのキャリアチェンジ支援と就業支援を組み合わせた『自社施設への就労支援がある資格取得講座』事業を立ち上げることになりました。
その際、以前よりお付き合いのあったマーケターの方からご紹介という形でご縁をいただきました。
弊社の企業理念の中に『既成概念にとらわれずお客様にとって真の価値あるサービスを創造する』というものがあり、介護なのか、ホテルなのか、飲食なのか、業界の選択は手段にすぎないと日々考えています。つまり「究極のサービス業に挑戦したい方は集まれ!」というメッセージを広くお伝えする必要がありました。その上でWeb上の広告運用は必要不可欠でしたが、社内にはWeb広告に精通している人材が少なく、「資格講座」が本当に潜在的人材にリーチする方法として効果的なのか、仮説につぐ仮説でしか社内にプレゼンすることができなかったため限られた予算の中で、外部のお力を借りることが必要でした。
能動的に、運用の改善提案や軌道修正の提案を頻度高くコミュニケーションをとって頂いた印象です。同じ温度感でKPI達成を目指してくださる「体温ある伴走」でした。
Web広告の運用は業界全体的に、「予算=効果」が比例するものであるイメージが強くありました。立ち上げたばかりで勝ち筋の見通しが立っていない新規事業では、予算を取ることが難しく、相談すらできないのでは?と思っていましたが、限られた予算の中で最大限の効果を生む為の様々な工夫をして下さり、その結果目標KPIを達成することが出来ました。
相手にとっての『良い時』を創造する会社、その手段を「介護」とし、お客様は「高齢者」であるということを大事にしたいです。介護の仕事をすることは目的そのものではなく、究極のサービス業を提供できる会社として徹底し、他業界の方々にも『働きたい』とおもっていただけるような企業になることが出来れば理想的です。超高齢化社会と叫ばれる我が国で、介護業界全体の人員確保は非常に重要な課題です。働く人に「仕方なく」ではなく「選ばれる」会社へ。それは自然とお客様のかけがえのない『良い時』を創造することにつながるのだと思います。